自律神経が崩れがちな現代人
音楽には自律神経を整え、前向きな気持ちにさせる効果があると言います。確かに精神的に落ち着かない時、好きな音楽を聴くと良い気分転換になりますよね。自律神経は交感神経と副交感神経から成り、血液循環や呼吸など生命維持に関わる機能をコントロールする神経です。交感神経は血圧や脈拍を上昇させて心身を緊張状態に導く働きがあり、一方の副交感神経は、心拍数や血圧を下げ、リラックスさせる働きを有します。
この2つのバランスが崩れると、自律神経失調症に陥り、倦怠感や疲労感など様々な不調や症状が出てくる訳です。特にストレスの多い現代人は、交感神経が過敏になりやすく、自律神経を乱す人も少なくありません。手軽なストレス発散法として、音楽鑑賞を取り入れ、自律神経のバランスを保ちましょう。
ストレス解消にはどんな音楽が良い?
ストレス解消の音楽としては、一般に自然の音(鳥の鳴き声や水の音)をイメージした曲や、クラッシック音楽などが良いとされています。しかしそれ以外のジャンルであっても、聴く人のその時の気分に近い曲であれば、相応の効果はあるようです。最初はゆっくりしたテンポの曲を選び、気分が高揚してきたら、徐々にテンポの良い音楽に移行していくのが良いでしょう。
また苛立っている時などは、その感情を代弁するようなシャウト系の音楽が、スッキリすると言います。一方で、ふさぎ込んでいる時に暗いムードの曲ばかり聴くと、却ってネガティブな感情が増幅される場合があるので、「その時の自分の気持ちに合った曲」がベストとは限りません。聴くと癒され、ポジティブな気持ちにさせてくれる音楽を選び、自律神経の安定やストレス解消に役立てて下さい。
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